性器ヘルペス

ヒトパピローマウイルスというウイルスが感染源の性感染症を最初に話題にしたので、ウイルスが感染源の他の性感染症についてまとめて綴っていく。
性器ヘルペスとは単純ヘルペスウイルス2型の感染で起こる病気である。セックスパートナーの性器にできているヘルペスが原因のことが多く、潜伏期間(2日から10日)を経て発熱や倦怠感が起こり、女性の場合は外陰部や膣に、男性の場合は亀頭包皮に1ミリから2ミリの大きさの水脹れができる。それはすぐに破れ潰瘍(ただれたようになる)へと変化する。女性の場合は痛みがひどく、排尿ができないほどになる。もっと進行した場合には膀胱や子宮まで侵し、髄膜に達した場合には髄膜炎を起こす原因にもなるこわ〜い病気である。

注意しなくてはならないのは、ヘルペスの症状が出ていない時でも性器の皮膚や粘膜にウイルスが出てきている(普段は骨盤内陰部神経節というところに潜んでいるが、疲れている時などからだの抵抗力が低下している時に悪さをしに出てくる)場合で、自覚症状がないのにセックスパートナーに移してしまう可能性があるということ。
もう一つの注意点は性器ヘルペスの仲間の口唇ヘルペスに感染している時にオーラルセックスをして性器に感染させてしまうことがあるということである。これは逆もありえるだろう。つまり性器→口というパターンだ。その口が他の性器と接触・・・ソープでなくてもヘルスでも十分危ないのである。

日本ではコンドームというと避妊に結びつけることが多いが、私の住む東南アジアでは後で述べる後天性免疫不全症候群(エイズ)が爆発的に広がったことでコンドームの着用=性感染症予防という認識である。
性感染症はコンドームを使えばある程度予防できる。一番いいのは不特定多数の相手とセックスをしないことなのであるが、今の日本社会にこのような要求をするのは難しいのかもしれない。